行動の大切さと、ソロコンテストについて

2023年も3分の1過ぎました。やっとコロナ禍が落ちついてきたことを感じます。

2023年最初のブログ、長文です笑

あとから読み返すと、何でこんなこと書いてるんだろうなんて思うこともありますが、今思っていることを書くのがブログということで書いてみます.....


4月に入りだいぶ各地の吹奏楽部の楽器講習会や、レッスンなど依頼が増え、この3年、コロナで壊滅的に少なかったので感覚が麻痺しているのかもしれませんが、活動的になったのは良い事で、クラリネットを教える立場としても有難いです。


今はネット社会で人のお話が会わなくても簡単に聞けたり、一流の演奏を画面越しに気軽に聞くことが出来たり、正しい情報を簡単に知ることができ、そういった情報はもちろん良い影響もあり、知的好奇心を満たしたり娯楽としても楽しいものですが、楽器の上達にしても何にしても、情報を見て聞いただけで行動しなければ何も変わらないということを自分自身も、忘れないようにしなければいけないと思います。レッスン、講習会の意味はそこにあると思います。

行動し人と関わり、失敗を重ねて自分自身を見つめることで初めて人は自分に気づき変化していけるものです。


正しい情報は世の中に溢れていますが、その情報を生かすために、1番大切で向き合うべきなのは、自分の中にある感情や自分自身のやるべき課題です。


どうしても情報が溢れると自分にも簡単に手に入るような気がしたり、上手くいっている結果だけが情報となり目につきますが、自分で行動し考える中で信念をもち、疑い、考えを深めること、それが自分の人生において大切なのではないでしょうか。


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~ソロコンテストをうける中高生へのメッセージ~

また、近年数多く開催されている各地でのソロコンテストですが、私の生徒さんも沢山の子がソロコンテストに挑戦してきました。


そこで、私が伝えたい事。


まず目標とする本番に向けてその曲を演奏することで、皆自分の基礎を見直したり音楽的なアプローチを考え実践する、何よりモチベーションになり、練習を重ねた結果成長できること、また人前で演奏すること、本番には練習の何倍も人を成長させる力があります。

まずそこが、コンテストに出るメリットです。


大切なのは結果ではない、根本的に結果を人と比べることは意味が無い、(もちろん練習の過程で、上手な人の演奏を聞いて、良い点に気づいたり、自分と比べて自分の足りない点を認識できることは大切です)

自分自身がどれだけ勉強し、自分と向き合い、自分自身の音楽ができたのかということを大切に思ってほしいし、精一杯やって頑張ったなら、たとえ思うような結果がでなくても胸をはって自分を誇りに思ってほしいということです。


ソロコンに限らずコンテストは順位を付けるもので、結果がでず残念な思いをする人は必ずでてきてしまいます。というか割合的に大多数が賞などをもらえないことの方が多いです。

そこでがっかりせず、(私も何十回と同じ経験をしているので気持ちはわかります)ぜひ、そこまでに向かう過程での自分自身の成長に誇りをもってもらいたいです。結果はおまけみたいなものです。

もちろんこだわらないといっても、自分自身が最高の準備をする気持ちで臨んでほしいと思います。そこに対する真剣さに嘘がなければ結果なんてどうでもよいのです。

ちなみに、一生懸命準備をしたのに、緊張したり普段の実力が出せなかったという思い、皆さんきっとありますよね、私もそのように考えることも昔はありましたが、今は緊張した自分も、力が出せなかった自分も全て自分の1面であり自分の力だから仕方がないと、認め、自分を否定しないことできっと前にすすめるし、成長できると思います。


自分の予想に反する結果が返ってきても、これは自分を成長させる大きな経験であることを知り、なお前向きに取り組み楽器を楽しんで下さいね。


プロの方でコンクールやオーディションで結果をだしている、色々な人の話を聞いたりインタビューを読んだりしますが、何回、何十回と落ちたあと、結果を出した話はよく聞きます。凄い人でも結果が出せないことは多々あるし、大切なのはそれに向けた取り組み方であって、結果を出している人も失敗を乗り越えて前にすすんでることを忘れないでください。


結果は気にしないことと書いてしまいましたが、精一杯やって終わって結果がでたあとの話で、挑戦するからにはみんな結果がほしいし、狙いたい気持ちは理解しています。

努力したと思っているからこそ、悔しい気持ちになることもあるかもしれませんが、

逆に、自分自身が納得できる準備や努力が出来たらこれだけやったんだから、どんな結果だろうと、あとは次に進むだけと結果は気にならない気持ちになることもあるのです。


余談ですが、N響のコンマスのマロさんが、インタビューで失敗はありますか?と聞かれたときに、失敗をしたことはあるけれど、自分の中でどんな失敗も失敗というふうに捉えたことがないといった趣旨のことを話されていました。

うまくいかなかったことについては忘れてしまうようにしているといっていました笑 それくらいの気持ちがないと大きなことは成し遂げられないのかもしれませんね。


コンテストに真剣な気持ちで挑戦することで、得られるものというのは想像以上にあります。


私もその力になれるように、一生懸命頑張り、これからも勉強を続けていきたいと思います。中高生の皆さん、頑張って下さいね🔥

レッスンもぜひお待ちしています。