クラリネットのリードについて

クラリネットのリードはクラリネット奏者にとってとても重要なものです。

だいたいプロとか音大生はリードを毎月5~6箱は消費します。10箱以上使う人もざらにいます。リードは一枚一枚吹き心地もでてくる音も違い、シビアな本番ほどいいリードでないと乗りきれません。またリードは消耗品で一番鳴りがいい時期をすぎると振動しなくなりへたっていきます。本番が多いほどリードはどんどんなくなっていきます。

初めての方はまず1箱あれば大丈夫です。まず吹きやすくて音が出やすいリードで吹いてみて、出づらいと思ったら別のリードに変えてみるのがいいと思います。できるだけ10枚全部を吹きくらべてみるのがおすすめです。すごく吹きにくいリードは無理して吹かないでください。

さて、私が普段しているリードの選び方ですが、まずリードを一箱買ったら全部あけて一枚につき何分か吹いてみます。新しいリードは水を吸うので長時間吹くと木が透けてきます。そのまま吹き続けるとだめになるのが早いことが多いので、最初はできるだけ短い時間で吹いていきます。

その時に吹きやすさとともに、雑音の有無、音量、音色、コントロールのしやすさなどを判断しいいと思ったものはとりあえずリードケースに並べていきます。1~2週間くらい吹いていくと徐々にリードの特徴がはっきりしてきて、いい悪いが明確になります。何回吹いても吹きにくいものはあきらめて箱にしまいます。

吹けるリードは交換しながら練習に使います。いいリードは本番用にしたいので、ある程度吹きますが吹きすぎないように気を付けます。

ポイントは、

新しいリードは吹きすぎないこと、

リードは吹きはじめのころに一番大きく変化しその後も変化し続けるため、まんべんなく1~2週間は変化をみながら何回も吹いてみること。同じリードばかりで吹かない

音を判断するために自分の今だせる最高の音色をイメージしておく。

です。

音の判断の仕方ですが、客観的に音色が聞けることや、適度な抵抗感や雑音のよしあしを判断することが重要で、リードを育て選択する、本番にいい状態のリードを準備することもクラリネット吹きにとって、練習と同じくらい大切なことで、これも経験とともにより正しい判断ができるようになっていくので、

普段からリードを選ぶことを習慣にしておくこと、リードによってでてくる音が違うことの認識が必要です。

練習の最中に何回かリードを変えてみるのがおすすめです。

色々書いてしまいましたが、あくまでやり方であり、時にはやっていて思い通りにならないこともありますし、出てくる音がよければいいのです。

どうしても納得のいく音のだせるリードが見つからないときもありますし、

多少の妥協が必要な時もあります。

大切なのはいい音、音楽を求め続けていることで、リードはそれを実現するために欠かせない道具だという意識です。