クラリネットの上達におけるポイント②

前回はクラリネットを吹くときに気を付ける体の使い方のポイントを書きました。

さて、他に大切なのは何か?

いい演奏をするためにはいい演奏が何かというのを知っているということが大切で、この感性、耳を磨くことが必要です。

その人の中にイメージのないものは音にはなりません。

お料理を作ることに例えると、豚肉のしょうが焼きを作って下さいと言われたらだいたいの方が作れますが、知らない国の宮廷料理フルコース作って下さいと言われたら作れないですという方が多いと思います。当たり前ですがイメージできないものはやり方もわからないし何が良いのかもわからないと思います。

楽譜と楽器があれば確かに音はでますが、それを音楽にするのは人間の感性です。

具体的にいうと、間近で上手な人の演奏を聞く、少しでも近づくように真似する。それが一番勉強になります。

いい音、いいリズム、いい音程とは何かを知ることです。

またそれをどれだけ大切に考えているかということです。

そして、音楽家はいい演奏を聞いて心を動かされたことがあり、(自分を含め人の心を動かすような)いい音楽がしたいという気持ちが演奏の原動力になっているのではないでしょうか?

プロの演奏会を聴くことは大切で、逆にいい音が分からないといくら練習してももったいないと思います。

なぜなら楽器の練習は吹くことと考えたことで成長するので良いイメージをもつことがない練習は無駄になるからにです。

もちろん、実際に楽器を吹く時間は必要です。運動と同じで体がやっていることですから、時間があけば筋肉と一緒で戻ってしまいます。でもその体に指令を出すのは脳であり、感性です。

言葉で書くと簡単ですが、難しいことでもありますが、実際私もここまでやってきた経験でこんな風に考えて吹けたらいいなという今現在思うことですので、参考までにお読み下さい😃